for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up

ロイターサミット:カプコン、アイフォーン向けゲームソフト拡大へ=常務

 [東京 21日 ロイター] カプコン9697.Tの阿部和彦常務執行役員は21日、米アップルAAPL.Oの携帯端末「iPhone(アイフォーン)」向けのゲームソフトを2010年3月期に拡大させていく考えを示した。

 今年3月に発売して大ヒットとなったゲームソフトの「バイオハザード5」については、今期の販売本数が当初計画の80万本を上回る可能性があるとの見方を示した。ロイター・テクノロジー・サミットで語った。

 同社は今月12日、アイフォーンと携帯音楽プレーヤー「iPod touch(アイポッドタッチ)」向けの初のゲームソフトとして「バイオハザード デジェネレーション」(800円)を発売した。ゲームソフトをダウンロードすれば、タッチパネルの画面上にゲーム機のコントローラを再現したり、本体を傾けて操作できる。今期はこれに続いて、アイフォーン対応のゲームソフトの本数を拡大させる考えで、阿部常務は、今期の発売が10本以上になるとの見通しを示した。

 阿部常務は、アイフォーン向けの戦略について「バイオハザード」「ストリートファイター」「モンスターハンター」などの自社で開発したコンテンツを持つカプコンが強みを発揮できると強調。「よそからライセンスを買ってソフトにするわけではなく、(コンテンツ利用のコストは)タダで展開できる」とし、数百円程度の販売価格でもビジネスとして期待が持てる上、ひとつのコンテンツを複数の事業に広げていく同社の戦略に合致するとしている。 

 <バイオハザード5は計画の80万本を上回る可能性>

 ゲームソフトの「バイオハザード5」は3月の発売から1カ月間に全世界で440万本を販売した。阿部常務は、今期の販売状況も「極めて好調だ」とし、4月だけで57万本が売れたことを明らかにした上で、今期は計画を上回って100万本を超える可能性があるとの見方を示した。すでに500万本を超えた同ソフトの販売は「ライフタイムで600万、うまくいけば700万本は売れる。それを今期から来期にかけてやっていく」と述べた。

 バイオハザード5は、ソニー6758.Tの「プレイステーション3(PS3)」と米マイクロソフトMSFT.Oの「Xbox360」に提供している。任天堂7974.OSの「Wii」への提供については「やるかやらないかは決めていない」とした。ただ「これまでのソフトもPS3やXbox360に提供した後にWiiへの展開はやってきている。基本的にはそういうことをやっていくことを考えている」と述べた。

 阿部常務によると、同社のゲームソフト事業の海外の売上高比率は約55%。同社は中期経営計画で、この比率を65%に拡大させることを掲げているが、阿部常務は、2012年3月期には達成できるとの見方を示した。2010年3月期は、発売するゲームソフトが欧米市場を意識したものであるため、同比率が60%程度に拡大する見通しという。

  (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

for-phone-onlyfor-tablet-portrait-upfor-tablet-landscape-upfor-desktop-upfor-wide-desktop-up