[ブリュッセル 29日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は29日、米グーグル傘下の携帯電話機大手モトローラ・モビリティがアップルを相手に起こしていた特許訴訟について、提訴は違法だとの決定を下した。
スマートフォンの標準必須特許を対象としたドイツでの差し止め訴訟に関する判断。モトローラに制裁金は科さなかった。
業界内での特許訴訟増加を食い止めることを狙っており、韓国のサムスン電子005930.KSに対しては、ライセンス契約を結んだ相手に対して差し止めを求めないとした約束を守るべきだと指摘した。
欧州委のアルムニア委員(競争政策担当)は「消費者を犠牲にしてスマホの特許紛争が展開されるべきではない」とコメントした。
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