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アマゾン初のスマホ「ファイア」、3D表示など実用性には疑問も

7月24日、米アマゾン・ドット・コムが米国での発売を開始する同社初のスマホ「ファイアフォン」は、競合他社からの乗り換えの呼び水となるには不十分だとの見方が出ている。写真はファイアフォンを発表するベゾスCEO。シアトルで6月撮影(2014年 ロイター/JASON REDMOND)

[24日 ロイター] - 米オンライン小売り大手アマゾン・ドット・コムAMZN.Oが25日に米国発売を開始する同社初のスマートフォン(多機能携帯電話、スマホ)「ファイアフォン」は、3次元(3D)画像表示や物体認識などの機能に注目が集まっている。

ただ、米アップルAAPL.OのiPhone(アイフォーン)やサムスン005930.KSのギャラクシーS5など、競合他社の同価格帯スマホからの乗り換えの呼び水となるには不十分だとの見方が出ている。

ファイアフォンの大きな特徴の一つは、4つのカメラでユーザーの顔の向きを捉え、これに合わせて画像を立体的に表示する「ダイナミック・パースペクティブ」機能だ。また、商品画像を取り込みアマゾンに発注することができる「ファイアフライ」機能も、売りの一つとなっている。

ただ、これらの特徴はレビュワーから高評価を得るには至っていない。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)のテクノロジー担当コラムニスト、ジェフリー・ファウラー氏はレビューで「9歳の子供が自転車に乗りながら『ママ見て、手放しで乗れたよ』とはしゃいでいるのと同じ」と述べ、「優れた仕掛けではあるが、これらの機能で多くのことができるわけではない」との見方を示した。さらに、長時間使用できるバッテリーや、ユーチューブおよびグーグル・マップといった人気アプリなど、ユーザーが本当に求めている機能は導入されていないと述べた。

ハイテク関連ブログでも厳しい見方が多い。

「The Verge」は「ファイアフォンの成功と可能性は、ファイアフライとダイナミック・パースペクティブをアプリ開発者がどう使うかにかかっている。これらの機能は今のところ、誰の問題も解決していない」と指摘した。

「Recode」は、ファイアフォンが米AT&TT.Nの携帯ネットワークでしか使用できず、アマゾンの収益構造の中に限定されていることが最大の問題点だと主張。「Engadget」には「珍しい機能は搭載されているが、実用性が十分あるとは言えず、バッテリーの寿命や処理能力が犠牲になっている」、「アマゾン初のスマホは、悪くはないが、通信会社やプラットホームを変更してまで使いたいというインセンティブになるには弱い」との意見が掲載されている。

ファイアフォン単体の価格は649ドル。AT&Tのネットワーク契約込みで199.99ドルとなっている。

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