[26日 ロイター] - 米オンライン小売り大手、アマゾン・ドット・コムAMZN.Oは26日、上級の会員制サービス「プライム」について、年末商戦期間の新規利用者が全世界で1000万人超に達したと明らかにした。
来年は、1時間で配達するサービス「プライム・ナウ」の対象都市を増やす考えだ。
新規利用者1000万人中、単に30日の無料体験を利用した人がどの程度含まれているかは不明。
同社によると、年末商戦期間に即日配送サービスを使って注文した商品点数は前年比10倍以上に達した。ニューヨーク・マンハッタンの一部地区で今月始めたプライム・ナウの利用者数は公表しなかった。
同社はまた、年末商戦期間中にモバイル端末で購入した顧客の割合が約60%となり、スマートフォンのアプリを使った売り上げは倍増したとも明らかにした。顧客が実在する店舗で品定めをしてから、ネット上で購入する実態も浮かび上がる。
ロバート・W・ベアードのアナリスト、コリン・セバスチャン氏は「店舗からオンラインでの購入へと長期的に変化する状況が、モバイルの普及に伴い加速し続けている」と指摘した。
26日午後の取引で、同社の株価は2%近く上昇している。
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