[26日 ロイター] - 米コンピューターサービス大手IBMIBM.Nは、全従業員の26%に相当する大規模な人員削減を計画しているとのフォーブス誌の報道に否定的な立場を示した。
IBMは先週発表の決算で、人員削減計画を明らかにしているが、ロイターへの電子メールで、削減は「数千人規模」の見込みとコメントした。
フォーブス(電子版)は前週22日、IBMが世界の拠点で全体の26%に相当する最大11万2000人の削減を計画していると報じた。
IBMは報道を明確に否定しなかったが、報道は誤りであることを強く示唆した。
同社は「IBMはいかに根拠のない、ばかげたものであっても、うわさにはコメントしない」と指摘。同社は決算発表で人員整理に伴い約6億ドルの費用を計上すると明らかにしており、「これは数千人規模に相当する水準で、報道されている削減規模のほんのわずかに過ぎない」とした。
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