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日韓で人気高まる「WeChat」、LINE・カカオと競合

[シンガポール 18日 ロイター] - 日本のLINE(ライン)IPO-LINE.Tや韓国のカカオトークといった携帯端末向け通信アプリは東南アジアやインドをはじめとする海外市場でのシェア拡大に向けた動きを活発化させているが、それぞれの国内市場での中国「WeChat」の台頭を警戒する必要がありそうだ。

携帯端末の調査会社モビディアによると、基本ソフト(OS)アンドロイドを採用するスマートフォン(スマホ)では、日本と韓国における1月のWeChatの利用時間の前年比伸びは、競合する5つのアプリを上回った。ゲームや電子商取引、マルチメディアなどの機能が充実していることが背景にある。

WeChatは騰訊控股(テンセント・ホールディングス)0700.HKが運営。モビディアの調査では他に、韓国の検索サイト大手ネイバー035420.KSが日本を拠点に運営しているLINE、韓国ダウムカカオ035720.KQによるカカオトーク、カナダのブラックベリーBB.TOのメッセンジャー、米フェイスブックFB.Oの「ワッツアップ」とフェイスブック・メッセンジャーが対象となった。

テンセントは欧米の市場で、他の市場ほどの足場を築くことができなかったと表明していたため、日本と韓国で人気が上昇していることは、海外進出に関する投資家の懸念を和らげる可能性がある。

各通信アプリはメッセージ機能にスタンプやネット販売といったサービスを追加することで利用者の注目を集めようとしており、競争は激化している。

アジア太平洋地域では、中国、オーストラリアとインドネシアの市場が大きい。インドもスマホの価格が低下し、中間層の所得が増加するなか、注目度が高くなっている。

競争に勝ち残れない企業も出てくるだろう。モビディアによると、フェイスブック・メッセンジャーの利用量は先月、アジア太平洋地域の10カ国のうち9カ国で大幅に減少した。韓国のサムスン電子 005930.KSは、全ての市場でメッセージアプリ「ChatON」の提供を3月31日に停止すると発表した。

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