[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米IT大手ヒューレット・パッカード(HP)HPQ.Nが昨年、米同業サービスナウを相手取った特許権侵害訴訟で、カリフォルニア州サンノゼの連邦裁判所は10日、HPの四つの特許権が法的保護を受けるには抽象的すぎるとして、特許を無効とする判決を下した。
HPはコンピューター・ネットワーク管理ソフトに関する8つの特許権を侵害されたとして、サービスナウNOW.Nを訴えていた。
同連邦裁は判決で、アイデアが抽象的すぎたり、基本的だったりする場合、特許権には値しないと指摘した。
べス・フリーマン判事は、たとえHPが革新的なアイデアを最初に発想したとしても、「それでHPに特許権が与えられるわけではない」と述べた。
両社からコメントは得られていない。
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