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シャープ、資本金1億円への減資を検討 累損一掃へ=関係者

5月9日、経営再建中のシャープ <6753.T>が、1200億円以上ある資本金を1億円に減資する方針を固めたことがわかった。写真は昨年2月撮影(2015年 ロイターYuya Shino)

[東京 9日 ロイター] - 経営再建中のシャープ 6753.Tが、1200億円以上ある資本金を1億円に減資する方針を固めたことがわかった。関係者によると、主力2行から優先株などの資本支援を受ける一方で、大幅減資で累積損失を一掃するねらい。6月下旬の株主総会で優先株の発行と減資の承認を受ける予定。

14日に公表する中期経営計画に盛り込む。減資で累損をなくせば、剰余金を配当に回すことができる。将来の復配の基盤を整える。

シャープの資本金は14年3月末で1218億円。過去2年で計9000億円以上の最終赤字を計上したことで、単体の繰り越し欠損金が208億円あった。

関係者によると、15年3月期は2000億円以上の最終赤字を計上する見込みで、16年3月期も最終赤字の見通し。累積損失がさらに膨らむため、資本金を減らして剰余金に振り替え、赤字を補てんする必要があると判断した。

資本金は1億円に減るが、すでに、主力取引行のみずほ銀行と東京三菱銀行から2000億円規模の債務株式化(DES)の資本支援を受ける方向で合意している。さらに、企業再生ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズ(JIS)からも250億円の出資を受ける見込み。

資本金が1億円になれば、税法上の定義では「中小企業」に分類される。99%を超える大規模減資だが、100%減資ではないため、株主の持ち分は変わらない。だが、その後の資本支援で発行済み株式が増えれば株主の持ち分が目減りする可能性がある。

村井令二

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