[東京 13日 ロイター] - シャープ6753.Tは、資本金を1億円に減資する計画を5億円に変更する。関係者によると、減資で累積損失を一掃する狙いは変わらない。14日に公表する中期経営計画に盛り込む。
1218億円の資本金を取り崩して剰余金に振り替える。累損を解消し、将来の利益を配当に回せるようにする。主力2行による2000億円規模の債務株式化(DES)で発行する優先株とともに、減資の案を6月の株主総会で決議する。
資本金が1億円になれば、税法上の定義で「中小企業」に分類され、外形標準課税の適用を免除されるなど優遇措置がある。ただ、関係者によると、減資はあくまで累損一掃が狙いであり税制優遇は目的としてないため、批判を考慮した。
*内容を追加しました。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」