[ニューヨーク 28日 ロイター] - 米アップルAAPL.Oが電子書籍価格をつり上げるために出版5社と談合したとされた問題で、ニューヨークの第2巡回区控訴裁判所は28日、裁判所が任命したアップルの反トラスト(独占禁止)法順守を監視する外部監査役をめぐり、解任を求めていた同社の訴えを退ける判断を示した。
アップルは外部監査役のマイケル・ブロミッチ氏が幹部との面会を過剰に要求するなど監査役として不適格だと訴えていたが、控訴裁は一部訴えについて判断を留保するとしつつ、アップルの訴えを棄却した下級審の判断を支持した。
アップル側、ブロミッチ氏の広報担当者はコメントを拒否した。
司法省の報道官は控訴裁の判断を歓迎する談話を出した。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」