[ニューヨーク 18日 ロイター] - 米マイクロソフトMSFT.Oがスマートフォンの特許使用料をめぐって韓国サムスン電子005930.KSを訴えていた問題で、ニューヨーク州連邦地裁のジェド・ラコフ判事は18日までに、香港で仲裁手続きを進める間は裁判を中断するよう求めたサムスン電子の申請を却下した。
ラコフ判事は、仲裁手続きにかかわらず、米連邦地裁での裁判は進行すると述べた。
マイクロソフトは8月、サムスン電子を訴えた。マイクロソフトが2013年9月にフィンランド通信機器大手ノキアの携帯電話機部門を買収する意向を表明して以降、サムスン電子が一時マイクロソフトへの特許使用料の支払いを拒んだことが合意違反であるとして、支払いが遅れた特許使用料10億ドル超の利息分690万ドルの支払いを求めている。
一方、サムスン電子は、マイクロソフトによるノキア携帯電話機部門買収が、11年のマイクロソフトとサムスン電子との合意に違反していると反論。サムスン電子は国際商業会議所(ICC)の国際仲裁裁判所の香港事務所に仲裁を申し立てた。
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