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エルピーダ支援2次入札、ハイニックス見送りでマイクロン有力に

5月5日、会社更生手続き中のエルピーダメモリの支援企業選定に向けた第2次入札が4日、締め切られた。同日には韓国のSKハイニックスが応札見送りを表明し、米マイクロン・テクノロジーが支援企業に選ばれる公算が大きくなった。写真はエルピーダ製チップ。秋葉原の家電店で。4月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] 会社更生手続き中の国内半導体大手エルピーダメモリの支援企業選定に向けた第2次入札が4日に締め切られた。同日には韓国半導体大手SKハイニックス000660.KSが応札を見送ったことを表明。この結果、経営破綻前から提携交渉を進めていた米半導体大手マイクロン・テクノロジーMU.Oが支援企業に選ばれる公算が大きくなった。

関係筋によると、マイクロンのほか、米TPGキャピタルTPG.ULと中国ホニーキャピタルの投資ファンド連合の2陣営が2次入札参加の意向を示していた。エルピーダの坂本幸雄社長ら管財人が各陣営の提案内容を比較し、今月中に支援企業を最終的に決定する。更生計画を8月までに東京地方裁判所に提出する予定。

SKハイニックスを傘下に収めるSKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長はソウル市内で4日、取締役会後に記者団に対し、エルピーダの入札から撤退した理由について「戦略的にプラス面がない」ためだと語った。それ以上の詳細は明らかにしなかった。

マイクロン、投資ファンド連合からは現時点でコメントを得られていない。管財人の1人であるエルピーダの坂本社長は4日、ロイターの取材に対し、支援企業の選定について「秘密保持契約があるため、お話しできない」としてコメントを控えた。

SKハイニックスは記憶用半導体DRAMで世界2位。同社関係者によれば、SKハイニックスはエルピーダの持つスマートフォン(高機能携帯電話)向けなどモバイル用DRAMの先端技術に関心を示していたが、投資に見合う効果がないと判断したようだ。

同4位のマイクロンはモバイル用DRAMの技術開発で後れをとっており、同3位のエルピーダを傘下に収めて競争力を高めたい考え。関係者によると、エルピーダの坂本社長は生産拠点や従業員の雇用を維持したい方針で、破綻前から交渉していたマイクロンは同社長の意向に沿う買収提案を示したとみられる。

日立製作所6501.T、NEC6701.T、三菱電機6503.TのDRAM事業を統合して誕生したエルピーダは、円高とDRAM市況低迷に伴う価格下落で業績が悪化。2009年には公的資金300億円を注入されるなど国の支援を受けて再建してきたが、今年2月に会社更生法の適用を申請した。今後は外資傘下で再建を進めることになりそうだ。

(ロイターニュース 白木真紀、藤田淳子、Miyoung Kim ;編集 関佐喜子)

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