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米グーグルがタブレット「ネクサス7」発表、アマゾンを強く意識

[サンフランシスコ 27日 ロイター] 米インターネット検索大手グーグルGOOG.Oは27日、同社初のタブレット型端末「ネクサス7」を発表した。アップルAAPL.OやマイクロソフトMSFT.O、アマゾン・ドット・コムAMZN.Oに対抗する。

6月27日、米グーグルは同社初のタブレット型端末「ネクサス7」を発表した(2012年 ロイター/Stephen Lam)

当地で開いた開発者会議で発表した。

ネクサス7は台湾の華碩電脳(アスーステック・コンピューター)2357.TWが製造し、両社の共同ブランドとなる。

グーグルのコンテンツ配信サービス「グーグル・プレイ」やアップストアで7月中旬に発売する。

価格は199ドルから。499ドルからとなっているアップルの「iPad(アイパッド)」と比べて価格を抑え、アマゾンの電子書籍端末「キンドル・ファイア」を意識した格好だ。

ネクサス7はグーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」の最新版「ジェリー・ビーン」を搭載。ディスプレイは7インチで解像度は1280×800、プロセッサーは米エヌビディアNVDA.O製の「テグラ3」を採用した。前面にカメラ機能も備えている。

ユーザーはネクサス7を使って動画共有サイト「ユーチューブ」や「グーグル・プレイ」などグーグルのオンラインサービスにアクセスできる。

タブレット市場は今年マイクロソフトも「サーフェス」での参入を明らかにしており、グーグルは自社の参入によりアンドロイドのタブレット用アプリケーションの開発に拍車をかけたい考え。

調査会社アルティメーター・グループのアナリスト、クリス・シルバ氏は「タブレット市場で現在iPadに続くアマゾンのキンドル・ファイアを強く意識しており、2番目の座を狙っている」と指摘した。

27日のグーグルの株価は4.62ドル(0.8182%)高の569.30ドルで引けた。

この日は眼鏡型端末の「グーグル・グラス」や、音楽や映画をテレビにストリームできる「ネクサスQ」(価格300ドル)も発表されたが、会場の関心は「ネクサス7」に集中した。

「キンドル・ファイア」がアマゾンの膨大なオンライン・コンテンツへの窓口となるように、「ネクサス7」も「ユーチューブ」や「グーグル・プレイ」などを含むコンテンツへのアクセスが可能。価格を抑えたことも、より価格に敏感な消費者にアピールすることを狙っている。

グーグルのOSアンドロイドはスマートフォンではトップの座を占めるが、タブレット市場では大きく遅れをとっている。コンテンツのほかゲームなどタブレット専用のアプリケーションの点で見劣りすることが原因とされている。

「ネクサス7」も、スマートフォン用のタブレット版ではなく、タブレット専用のアプリケーションの不足が当面の弱点になるとの見方もある。

ガートナー・リサーチのアナリスト、キャロライナ・ミラネシ氏は「強力なアプリケーションがなければ、消費者にとってはスマートフォンでできることをより大きなスクリーンで行うガラス片にすぎない」と述べた。

*情報をさらに追加して再送します。

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