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米アップルがサムスン8機種の販売差し止め申請、特許訴訟受け

[27日 ロイター] 米アップルAAPL.Oは27日、韓国サムスン電子005930.KSのスマートフォン(多機能携帯電話)8機種の販売を米国で差し止めるよう求める方針を明らかにした。

8月27日、米アップルは、韓国サムスン電子との特許訴訟をめぐり、裁判所の最終判断が出るまで、サムスン電子のモバイル製品8機種について暫定的な米国販売差し止めを求めることが明らかに。ソウルで撮影(2012年 ロイター/Lee Jae Won)

米連邦地裁の特許訴訟でアップルの特許を認める陪審評決が出たことを受けた措置。差し止め対象には「ギャラクシーS2」「ドロイド・チャージ」などが含まれている。

最新機種の「ギャラクシーS3」は今回の訴訟の対象になっていないが、アップルの特許を認める評決が出たため、アップルがギャラクシーS3についても対抗措置に出る可能性がある。

ジェフリーズ&Coのアナリスト、ピーター・ミゼク氏は「訴訟ではアップルが圧倒的に有利だ。3分の2の確率でサムスン製品の販売差し止めが決まるだろう」と述べた。

連邦地裁は9月20日に販売差し止めに関する審問を予定している。判事が販売差し止めを認めた場合は、サムスン側が訴訟の最終結果が出るまで、差し止めを見送るよう求める公算が大きい。

27日の米株式市場では、アップルの特許を認める陪審評決が出たことを受け、アップル株が最高値を更新。1.9%高の675.68ドルで取引を終えた。

今回の評決を受け、市場ではアップルが新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)5」の発売を前にモバイル市場でシェアを広げるとの見方が広がっている。

アナリストは、サムスンの製品をはじめ、グーグルGOOG.Oの携帯電話向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載したモバイル機器がデザインの変更を余儀なくされれば、市場の勢力図が塗り変わる可能性があると指摘している。

グーグルは1.4%安で取引を終了した。

カナコード・ジェニュイティのアナリストは「サムスン製品の米国販売が差し止められれば、アップルの米市場でのシェア拡大につながる一方、今回の判断を受け、サムスンはアップルの特許を侵害しないよう取り組む中で、目先の製品発表が遅れる公算が大きい」との見方を示した。

グーグルがタブレット端末「ネクサス7」を発売してハード分野に参入したほか、マイクロソフトMSFT.Oもタブレット「サーフェス」や携帯端末向け次世代OS「ウィンドウズ8」の投入でアップルを追撃する構えを見せるなど、モバイル市場の競争は激しさを増している。

今回のアップル勝利は、競争が激化する中で潮目の変化となる可能性があり、この日の株式市場ではアップル勝訴が追い風となった銘柄もある。

カナダ・トロント市場のリサーチ・イン・モーション(RIM)RIM.TO株は2%高で取引を終了。欧州市場ではフィンランドのノキアNOK1V.HEが7.7%急伸。マイクロソフトも0.4%高でこの日の取引を終えた。

*内容を追加して再送します。

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