[4日 ロイター] 電子書籍化をめぐる著作権侵害訴訟で、米インターネット検索大手グーグルGOOG.Oと大手出版社が和解し、7年越しの裁判に決着がついた。
それによると、グーグルが推進する「図書館プロジェクト」における書籍電子化をめぐり、米出版社らは参加を選択することが可能との見解で一致した。
和解の詳細については明らかにされていない。
AAPの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるトム・アレン氏は声明で「これにより、デジタルサービスによるコンテンツ検索の革新的な手段の提供が可能になると同時に、著作権者の権利も尊重される」と述べた。
裁判をめぐっては、AAPに加盟するマグロウヒル・カンパニーズMHP.N、ピアソン・エデュケーションPSON.L、米ペンギン・グループ、ジョン・ワイリー・アンド・サンズ、サイモン・アンド・シュスターがグーグルを相手取り、訴えを起こしていた。
今回の和解は、グーグルと米作家協会との裁判には影響しない。
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