[アムステルダム 24日 ロイター] オランダ・ハーグの裁判所は、サムスン電子005930.KSのスマートフォンなどマルチタッチ機能について、アップルAAPL.Oの特許を侵害していないとの判断を示した。
アップルは9月、サムスンのギャラクシーのスマホやタブレット端末で、マルチタッチ機能での侵害を訴えていた。
アップルはこの特許に基づき昨年オランダで仮差し止めを求めたが、訴えを退けられていた。宏達国際電子(HTC)2498.TWに対する英国での裁判や、サムスンやグーグルGOOG.O傘下のモトローラ・モビリティに対するドイツでの裁判でも、訴えを認められなかった。
オランダの裁判所は今回のマルチタッチ機能の判断について、英国やドイツの判決と類似していることを認めた。
ハーグは、比較的安価で迅速かつ効率的に裁判所の判断が下されるとみられており、携帯電話やタブレット端末の企業にとって法的措置を講じる重要な場所となっている。
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