[サンフランシスコ 12日 ロイター] 米ネット検索大手ヤフーYHOO.Oは12日、オンライン広告の手法やシステムなどを含む10件の特許を侵害しているとして、フェイスブックを提訴した。
ソーシャル・メディア分野では初の、大手テクノロジー企業同士による本格的な法廷闘争となる。
フェイスブックの広報担当ジョナサン・ソー氏は、メディアを通じて訴訟を知ったとし、「フェイスブックの長期的なビジネスパートナーで、フェイスブックとの提携で多大な恩恵を受けているヤフーが、訴訟に踏み切ったことを残念に思う」と語った。
一方、ヤフーは電子メールによる声明で、訴訟での勝利に確信を示した。
同社は「残念ながら、フェイスブックとの問題は解決されておらず、連邦裁判所で補償を求めざるを得ない」としている。
ヤフーは2月下旬、フェイスブックに対し、特許技術の使用についてライセンス料の支払いを求めていることを明らかにするとともに、他社はすでにそうしたライセンス料の支払いに合意しているとしていた。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」