[サンフランシスコ 17日 ロイター] 米アップルAAPL.Oと韓国サムスン電子005930.KSは、携帯端末の特許をめぐり争っている裁判で、両社の最高経営責任者(CEO)が和解を前提とした交渉を始めることで合意した。裁判所の書類で明らかになった。
アップルは昨年、サムスンの携帯電話とタブレット型端末の「Galaxy(ギャラクシー)」シリーズが、自社の「iPhone(アイフォーン)」と「iPad(アイパッド)」を模倣しているとして米国で提訴。サムスン側もアップルを逆提訴し、世界で訴訟合戦に発展していた。
カリフォルニア州連邦地裁のルーシー・コー判事が17日出した命令書によると、アップルのティム・クックCEOとサムスンの崔志成CEOほか、両社のゼネラルカウンシル(法務担当トップ)が参加し、連邦地裁予審判事の立ち会いのもとで和解協議を開始する。
この件について、アップルとサムスンからのコメントは今のところ得られていない。
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