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シャープ堺工場の能力増強を検討、投資規模1000億円以上も=鴻海

8月30日、シャープの大阪府堺市の大型液晶パネル工場(堺工場)に出資するサカイ・インターナショナル・オペレーション(SIO)の責任者、林忠正氏は、同工場の生産能力増強を検討していることを明らかにした。同工場内でロイターの取材に答えた。写真は2009年、都内で撮影(2012年 ロイター)

[大阪府堺市 30日 ロイター] シャープ6753.Tの大阪府堺市の大型液晶パネル工場(堺工場)に出資するサカイ・インターナショナル・オペレーション(SIO)の責任者、林忠正氏は30日、同工場の生産能力増強を検討していることを明らかにした。同工場内でロイターの取材に答えた。

林氏は鴻海精密工業2317.TWで、日本メーカーのゲーム機やノートパソコンの製造受託を担当する一方、堺工場の運営会社(SDP)に37.6%を出資するSIOの責任者を務めている。

堺工場の液晶パネル生産能力は現在、ガラス基板ベースで月産7万2000枚。敷地面積は約127万平方メートルで、東京ドームが約28個入る。林氏は「工場の敷地を活用すれば最大12万枚まで拡張できる」とし、年末から来年にかけて増強の判断をする考えを示した。仮に月産12万枚まで増強すれば、1000億円以上の投資になるという。

シャープの出資も37.6%で対等の関係を築く方針。林氏は1000億円規模の投資資金について「SDPが増資したり、銀行から借り入れることで調達することを考える」と述べた。

さらに堺工場の能力増強に向け、「鴻海側で極的に顧客を開拓している」という。すでに堺工場のパネルは、鴻海の顧客の米ビジオとソニー6758.Tに供給している。一方で、シャープが供給先を開拓するのは「自社で(アクオスの)ブランドを持っているので難しいかもしれない」と語った。

林氏は、堺工場の稼働率は年末に80%以上になるとの見通しも示した。現在の80%程度の稼働率を維持する考え。また、堺工場の運営会社SDPについて、2014─15年をめどに上場を目指す方針を示した。台湾市場での上場を考えているという。

(ロイターニュース 村井令二;編集 久保信博)

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