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シャープ、次期iPhone用パネルの量産出荷に遅れ=関係筋

8月31日、米アップルが秋にも発売する次期「iPhone」用の中小型パネルの供給で、シャープの量産出荷に遅れが出ていることがわかった。北京で6月撮影(2012年 ロイター/David Gray)

[大阪/東京 31日 ロイター] 米アップルAAPL.Oが秋にも発売する次期「iPhone(アイフォーン)」用の中小型液晶パネルの供給で、 シャープ6753.Tの量産出荷に遅れが出ていることがわかった。最新パネルの歩留まり向上に課題を残しているため。関係筋が31日、ロイターに明らかにした。

シャープは亀山第一工場(三重県亀山市)で最新の中小型液晶の量産を準備中で、次期アイフォーンに採用されるとみられている。同社は従来、同工場の中小型液晶の量産出荷は8月中を目指すとしていたが、9月にずれ込む見通し。

シャープの広報担当者はロイターの取材にコメントを控えた。

複数の関係筋によると、次世代アイフォーンが採用する中小型液晶は、シャープのほか、ジャパンディスプレイ、韓国のLGディスプレー034220.KSの3社が供給する。ただ、最新鋭の「イン・セル」パネル技術を採用しており、各社とも安定的な量産に向けて歩留まり改善が課題。

シャープも少量生産の技術は確立しているが、歩留まりが改善されず、このまま大量生産に踏み切れば原価割れを起こす可能性も出ており、量産に踏み切れずにいるという。複数の関係筋によると、液晶サプライヤー3社のうち、歩留まりの問題をクリアしてアップルに量産出荷が開始できているのは、ジャパンディスプレイ1社だけという。

ただ、1人の関係筋によると、アップルは秋の次期アイフォーン販売の予定を堅持したい考えで、シャープが歩留まりの問題が改善できないまま量産に踏み切った場合に生じる損失に対して資金援助する計画がある。すでにシャープは少量出荷を始めて徐々に出荷量を引き上げており、近く本格量産が始まる見通しという。

アップルは、大型商品の発売を9月12日に公表する予定を明らかにしている。

(ロイターニュース 村井令二 ティム・ケリー;編集 久保信博)

*内容を追加します。

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