[フランクフルト 13日 ロイター] ドイツのミュンヘンの裁判所は13日、グーグルGOOG.O傘下のモトローラ・モビリティが、アップルAAPL.Oの特許を侵害したとの判断を下し、対象となる技術が使用されているモトローラ製のスマートフォンとタブレット端末を全てリコール(回収)するよう命じた。
裁判所は、ユーザーが画面でドキュメントを動かす際、指をはなすと跳ね返り中央に戻るアップルの「オーバースコロール・バウンス(overscroll bounce)」機能をモトローラが侵害したとしている。
裁判所のスポークスマンは、モトローラ製品の販売差し止めのためにアップルは新たに申請する必要があるほか、モトローラは上訴が可能なことから、今回の決定による影響がすぐに出ることはない、との見方を示した。
アップルとグーグルからのコメントは得られていない。
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