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NEC上期の営業利益が計画下振れ、下期は携帯止血

10月30日、NECが発表した2013年4―9月期の連結営業利益は前年同期比99.2%減の3億7000万円だった。写真は昨年10月、都内で撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao)

[東京 30日 ロイター] -NEC6701.Tが30日に発表した2013年4―9月期の連結営業利益は前年同期比99.2%減の3億7000万円だった。企業のIT投資が活発で売上高は会社計画を上振れたが、営業利益は想定を下回った。

インターネット接続事業のNECビッグローブについては、売却を含め様々な選択肢を検討していることを明らかにした。

4─9月期の売上高は前年同期比4.5%減の1兆3831億円。景況感の回復から企業がIT投資を拡大、さらにパソコンの基本ソフトの入れ替え期を迎えたことなどから、会社計画を300億円ほど上回った。

しかし不採算案件が発生したことや、前年に液晶関連特許を売却した影響、さらに携帯電話端末事業の赤字拡大などで営業利益は100億円ほど下振れた。最終損益は261億円の赤字だった(前年同期は79億円の黒字)。

14年3月期の連結営業利益予想は前年比12.8%減の1000億円で据え置いた。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト10人の予測平均値1054億円を5.1%下回った。上期が終わった時点でわずか0.3%の進ちょく率だが、好調なIT投資受注の売り上げ計上が下期に拡大するほか、スマートフォンの新規開発を中止した携帯端末事業の収支がトントンまで改善する見込み。

課題の1つだった携帯電話事業は止血にめどがついた格好だが、会見した川島勇CFO(最高財務責任者)は「来年以降、この事業で大きな利益を出すのは難しいと思っている。おおむねブレークイーブンのオペレーションをしていきたい」と語った。

NECをめぐっては、インターネット接続事業のNECビッグローブの売却についてロイターなどが報じている。遠藤信博社長は「売却が選択肢の1つであることは確か」と説明。しかし「それ(売却)がゼロかというとゼロではない。それ(売却)を100という観点で考えているかというとノー。育て方のありようをいろいろ考えている」と語った。

また、経済界で前向きな発言が相次ぐ賃上げについては「景況感が安定して、中期にみても確実に上がる方向と確認できた段階でそういう(賃上げの)方向にいくと理解している」(遠藤社長)とした。

久保信博

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