[26日 ロイター] -米グーグルGOOG.Oと韓国のサムスン電子005930.KSは26日、国際クロスライセンス契約の締結で合意したと発表した。
対象は両社が現在保有する特許と今後10年間に申請する特許。財務面の条件は公表されていない。
業界では特許訴訟が相次いでいるが、両社の間に特許訴訟は起きていない。
両社は「(今回の契約により)現在と将来のプロジェクトで研究開発面の協力を深化できる」と表明。
グーグルのアレン・ロー特許担当次席法務顧問は「こうした契約を結ぶことで、訴訟のリスクを抑え、イノベーションに注力できる」との声明を発表した。
サムスンのアン・スンホ知的財産権センター長は「(今回の契約は)不要な特許紛争よりも協力するほうが得るものが多いということを業界全体に示すものだ」とコメントした。
業界ではスマートフォンをめぐる特許訴訟が相次いでいるが、訴訟の大半はアップルAAPL.Oとグーグルの基本ソフト「アンドロイド」陣営の間で繰り広げられている。サムスンは、アンドロイド端末を開発している。
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