[4日 ロイター] - 女子テニスの世界ランク12位、ロシア出身のダリア・カサトキナは、先月に同性愛を公表したことで精神的な充実感が増したと語った。
カサトキナは先月、ロシアの女子サッカー選手ナディア・カルポワが同性愛を公表したことを受け、自身もカミングアウトした。五輪に出場したフィギュアスケーターのナタリア・ザビアコがパートナー。
カサトキナは「ソーシャルメディアのフィルターが機能しているのか分からないけど、非常に前向きなものばかり聞こえてくる。私はより自由で幸せな気持ちでいる。正しい一歩を踏み出したと思う」と語った。
また、大坂なおみはカサトキナの姿勢に感銘を受けたとし、「少し危険な状況なので彼女をサポートするために力を集結させないといけない。ただ、彼女がカミングアウトして、自分の信念のために立ち上がったことは本当にすごいことだと思う」と話した。
ロシアでは2013年、同性愛宣言禁止法が成立。ゲイプライドパレードの禁止、同性愛者の権利を主張する活動家の拘束などに適用されている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」