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テニス=ジョコビッチの豪OP欠場、テニス界では残念がる声も

 男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチが、ビザを取り消されたことで全豪OPに出場できなくなったことを受けて、テニス界からはさまざまな声が上がっている。ドバイで撮影(2022年 ロイター/Loren Elliott)

[メルボルン 16日 ロイター] - 男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がビザ(査証)を取り消され全豪オープン(OP)に出場できなくなったことを受けて、テニス界からはさまざまな声が上がっている。

ジョコビッチは四大大会初戦、全豪OPで史上最多の四大大会21度目の優勝を目指して今月5日にメルボルンに到着。新型コロナウイルスワクチン接種の要件を満たしていないとして入国できず、ビザが無効とされたものの、豪裁判所が当局の決定を取り消し、いったんは入国が許可された。

ところが、オーストラリア政府は14日にジョコビッチのビザを再び取り消すと発表。ジョコビッチ側は再度異議を申し立てたものの、豪政府によるビザ取り消しを裁判所が支持する判断を示したために、同選手は判決の数時間後にメルボルンの空港に向かい、16日夜のドバイ行きの便で出国した。

元世界1位で四大大会3勝のアンディ・マリー(英国)は、BBCに対し「全てのトッププレーヤーが出場した方がより良いので、全豪にとっては残念な結果。ノバクのことは12歳のころから知っているし、尊敬する人物でもあるので、彼がこのような状況になってしまったことを良いとは思えない」と述べた。

四大大会7勝の実績を持つマッツ・ビランデル氏(スウェーデン)もユーロスポーツで「驚いたし、ショックを受けている」としつつも、「ノバクが戦ったことは称賛したいが、ワクチンを受けなければいけないというルールがあったので彼もこうなる可能性があるのは分かっていたはず。彼のキャリアは窮地に立たされていて、彼の望まないことでもやらなければならなくなるかもしれない」とも話している。

ジョン・イスナー(米国)は「ノール(ジョコビッチの愛称)はこれまでも、そしてこれからも一流。私の中では絶対的なレジェンドだし、世界中の数百万人の人に良い影響を与えてきた。この状況は正しくない」とし、オーストラリア出身の元女子選手、レネ・スタブス氏は「テニス、オーストラリア、全豪OP、そしてもちろんジョコビッチにとって悲しい日。このような結果となったことが本当に信じられない」と残念がった。

このような声もある一方で、男子のバセク・ポシュピシル(カナダ)は「(ワクチン)免除がなければ、ノバクがオーストラリアに行くことはなかっただろう。全豪はスキップし家族といれば、誰も今回のごたごたについて話さなくて済んだ」と述べ、選挙を控えたオーストラリア政府に政治的意図があったと指摘した。

*写真キャプションを修正しました。

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