[マンチェスター(英国) 3日 ロイター] - 女子テニス界のレジェンド、マルチナ・ナブラチロワさんが、ジョー・バイデン米大統領が性的少数者(LGBTQ)を差別から保護する「平等法」の大統領令に署名したことを受け、トップレベルの女子スポーツに与える影響に懸念を示した。
平等法により、思春期を男性として過ごしたトランスジェンダーの女性は女子スポーツ界で競えるようになる可能性がある。
これを受け、ナブラチロワさんは英BBCのラジオ番組で「トランスジェンダーの男性、女性が緩和なしに競えるという包括的な状況」に反対の意を示し、「それは明らかに平等な競争の場ではない」とコメント。
平等を求める動き自体は支持する一方、男性として思春期を過ごしたトランスジェンダーの女性の身体的アドバンテージは「かなり明白」とし、女子エリートスポーツの公平な競争を確保するため、大統領令に特例を設けるべきと提案した。
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