[ロンドン 10日 ロイター] - テニスの四大大会第3戦、ウィンブルドン選手権は10日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで男子シングルス決勝を行い、第1シードのノバク・ジョコビッチ(35、セルビア)がニック・キリオス(オーストラリア)を下し、大会4連覇を成し遂げた。
キリオスとの過去2回の対戦でいずれも敗れていたジョコビッチは、第1セットの第5ゲームでダブルフォールトにより最初のブレークを許し、4─6で落とした。しかし、第2セットからはサーブが好調だったキリオスに対し、世界最高とも称されるリターンの強さを見せて盛り返し、6─3、6─4、7─6と連取して逆転した。
ウィンブルドン4連覇のジョコビッチは同大会通算では7回目の優勝となり、幼少期のアイドルであるピート・サンプラス氏(米国)の記録に肩を並べた。最多記録はロジャー・フェデラー(スイス)の持つ8勝。
ジョコビッチは「今までも、そしてこれからも私の心の中で最も特別な大会だ。両親がレストランを経営していたセルビアの小さな山のリゾートで私がテニスを始めるきっかけになった大会。毎回、より意味のある、より特別なものになっていく」と感慨深い様子だった。
四大大会通算では21勝となり、ラファエル・ナダル(スペイン)の最多22勝まで1勝と迫った。
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