[10日 ロイター] - テニスのウィンブルドン選手権を主催するオールイングランド・ローンテニスクラブ(AELTC)は10日、新型コロナウイルスの影響で中止になった今年の大会の賞金総額1000万ポンド(約13億5000万円)を、出場予定だった選手に分配すると発表した。
今年のウィンブルドンは6月29日から7月12日にかけて開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、第二次世界大戦後初めて中止に。英国では同感染症により、これまでに4万4000人以上が死亡している。
支払いは保険からまかなわれる。対象は本選や予選に出場が見込まれていた620選手で、シングルス本選出場が想定されていた256選手には1人につき2万5000ポンド、同予選出場が想定されていた224選手には1万2500ポンドずつがそれぞれ支払われる。
またAELTCは、来年の大会からは男子シングルスのシードを世界ランキングのみに基づいて決定するとも発表した。女子シングルスについては従来通りだという。
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