[東京 9日 ロイター] - テルモが、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチン1甁で7回の接種が可能な注射器を開発した。5日に厚生労働省が製造・販売を承認した。3月末から生産を始める見通し。初年度は2000万本の生産を予定する。
ワクチンの効果を高めるよう、皮下注射を想定した注射器に比べ針を3ミリ長くして薬液が筋肉まで到達しやすくした。出荷時期は今後、行政と相談して決める。
ファイザー製のワクチン接種を巡っては、1容器から6回の接種が想定されていたが、確保された注射器では5回しか接種できないことが明らかとなっていた。
平田紀之
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