[ウィルミントン(米デラウェア州)/サンフランシスコ 29日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの「モデル3」が存在しない障害物に対して突然停止することがあり危険だとして、カリフォルニア州の所有者が同社を訴えた。集団訴訟を提案している。
原告は訴状で、テスラが「オートパイロット」や「フルセルフドライビング」と呼ばれる運転支援システム、緊急ブレーキシステムなど安全でない技術を搭載した自動運転車の市場投入を急いでいると主張した。
訴訟は26日に同州北部地区の連邦裁判所で提起され、「突然の意図しないブレーキの欠陥が発生すると、安全機能であるはずのものが、恐ろしく危険な悪夢に変わる」と指摘。テスラがオートパイロットに関連する安全上のリスクを不正に隠し、州の不当競争法に違反しているなどと訴えた。
テスラからは今のところコメントを得られていない。
オートパイロットに絡むブレーキ誤作動の報告を巡っては、米道路交通安全局(NHTSA)が2月にテスラ車41万6000台への調査を開始した。
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