October 24, 2019 / 2:43 AM / in 18 days

コラム:テスラ決算、経費節減を実現 ようやく朗報

10月23日、米電気自動車(EV)メーカー、テスラの株主にようやく朗報がもたらされた。写真はテスラのロゴ。米カリフォルニア州サンタくらりーたの充電施設で2日撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

[ニューヨーク 23日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラ(TSLA.O)の株主にようやく朗報がもたらされた。23日の株式市場引け後に発表された第3・四半期決算は、純損益が1億4300万ドルの黒字。小幅とはいえ、黒字は予想外だ。売り上げの急拡大が黒字の要因だった1年前と異なり、今回はコスト削減が奏功した。これは歓迎すべき変化と言える。

一般管理費と販売費がそろって減少し、前期に1億1700万ドルに上ったリストラ費用はゼロになった。不振の太陽光発電部門、ソーラーシティの経費が全般に好転したことも勘案すると、テスラは約4億5000万ドルの余資を得た格好。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が約束し続けてきた経費節減が、ついに実現し始めたのを見るのは心強い。

経費節減の実行は、必要でもあった。第3・四半期の自動車販売台数は過去最高だったが、売上高の大幅増加には結びつかず、売上高は前期比で微減、好調だった前年同期に比べると12%減少している。価格の安いセダン「モデル3」の納車が増えたことが原因だ。

テスラの成功の鍵は今、1桁台前半の伸びに減速した売り上げを再度てこ入れするとともに、経費管理を続けることになった。加えて、経費を節減しても、安全性と品質の面で妥協しないことも重要だ。これらの問題は同社をここ数年間悩ませてきた。またマスク氏はソーシャルメディア上でおとなしく振舞うことを学んだようで、この新たな習慣も続けると良いだろう。

テスラ株は時間外取引で約20%も跳ね上がっており、投資家はマスク氏がついに良い軌道に乗ったとみているようだ。楽観派はこれまで幾度も失望させられてきた。彼ら彼女らが正しかったと証明できるのはマスク氏だけだ。

●背景となるニュース

*テスラが23日発表した第3・四半期決算は、株主に帰属する利益が1億4300万ドル。希釈化後1株損益は0.78ドルの黒字。リフィニティブがまとめた予想平均によると、セルサイドアナリストは0.42ドルの赤字を予想していた。売上高は63億ドルで、アナリスト予想とほぼ一致した。

(筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています)

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