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テスラのドイツ新工場が稼働開始、欧州初の製造拠点に

[グリューンハイデ(ドイツ) 22日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラがドイツ・ブランデンブルク州グリューンハイデに建設した大規模工場「ギガファクトリー」の開所式が22日に行われ、招待された30人の顧客とその家族へ、同工場で最初に生産されたスポーツタイプ多目的車(SUV)の「モデルY」が引き渡された。

テスラにとって欧州初の製造拠点の開所式に出席したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は上機嫌で踊りまで披露。「新工場にとって偉大な1日だ」と語り、持続可能な未来に向けた新たな一歩にもなると強調した。式典にはドイツのショルツ首相も招待された。

マスク氏が希望していたギガファクトリーの稼働開始時期は8カ月前だったが、ブランデンブルク州当局が環境への悪影響を懸念して承認を遅らせていた。そして今月4日になり、テスラ側が幾つかの対策を講じることを条件にようやく当局の正式な許可が下りた。

テスラによると、この日引き渡されたモデルYは販売価格が6万3990ユーロ(7万0491ドル)で、走行距離は514キロ。ギガファクトリーで受けた新たな注文の納車は4月からになる可能性があるという。

ギガファクトリーがフル稼働すれば年間生産台数は50万台に達し、ライバルのフォルクスワーゲン(VW)が昨年世界で記録したEV販売台数(45万台)を上回る見通し。

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