[ワシントン 2日 ロイター] - 米電気自動車メーカーのテスラは「モデルS」「モデルX」13万4951台をリコールすることに同意した。
タッチスクリーンのディスプレーに問題が発生し、衝突のリスクが高まる恐れがあるという。政府のウェブサイトに2日掲載されたリコール情報で明らかになった。
米道路交通安全局(NHTSA)は1月13日付の書簡で、同社に異例のリコール公式要請を行っていた。通常、自動車メーカーはNHTSAの公式要請前にリコールに同意する。
NHTSAは、タッチスクリーンの不具合で、後方カメラ、方向指示器、フロントガラスの曇り除去装置などに問題が生じる恐れがあり、「悪天候の状態ではドライバーの視界が狭くなる可能性がある」としている。
NHTSAは1月27日までにリコール要請に応じるようテスラに求めていた。テスラは同日にリコールに同意したとしている。
リコールは3月30日に開始する。NHTSAは15万8000台のリコールを要請していたが、同社は2018年3月以降に製造された高性能プロセッサーを搭載した一部の車両をリコール対象外とした。
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