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米テスラ、「モデル3」量産目標後ずれ 第3四半期は最大の赤字
2017年11月1日 / 23:59 / 16日後

米テスラ、「モデル3」量産目標後ずれ 第3四半期は最大の赤字

[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O)は1日、新型セダン「モデル3」の量産目標を約3カ月遅らせると明らかにした。また、生産遅延につながる問題をいつまでに解決できるかは不透明との見方を示した。

 11月1日、米電気自動車(EV)大手テスラは、新型セダン「モデル3」の量産目標を約3カ月遅らせると明らかにした。写真はソルトレークシティで9月撮影(2017年 ロイター/Lucy Nicholson)

この日発表した第3・四半期(9月30日まで)決算は、純損益が6億1940万ドルの赤字となった。赤字額は過去最大。決算発表を受け、時間外取引で株価は約5%下落した。

モデル3の生産目標については、今年12月に週5000台としていた計画を2018年第1・四半期の後半に遅らせた。ネバダ州にある大規模工場のバッテリーモジュール組み立て工程が主因という。

同社のマスク最高経営責任者(CEO)は、数週間前には落ち込んでいたものの、やるべきことが明確になったため今は楽観的だと発言。計画より数カ月長くかかるが、課題には取り組んでいると述べた。

第3・四半期の生産台数は260台のみ。当初計画では1500台超だった。

モデル3の生産遅延は、販売先送りでキャッシュ流出に拍車がかかる恐れがあることを意味する。

生産遅延や中国での新工場計画、トラックなどの新車開発を考慮すると、新たな資金需要に直面する可能性もある。

ただ、マスク氏は中国での設備投資について、2019年まで大規模なものは計画していないと述べた上で、中国工場では現地市場向けに少なくとも年数十万台の生産を想定していると語った。

テスラは第4・四半期に約10億ドルの設備投資を計画しており、モデル3の生産遅延を受けて資金は十分にあるという。第3・四半期と合わせた下期の投資額は、8月に示した20億ドル規模となる見込み。

9月30日時点の手元流動性は、第2・四半期の30億4000万ドルから35億3000万ドルに増加。ただ、8月には社債発行で18億ドルを調達している。

マスクCEOが主張するバッテリー生産や直販などの垂直統合で、テスラではさらにキャッシュが必要となってくる。専門家は、このことが来年までに年間50万台とした果敢な生産目標に届きそうもない理由の1つだと指摘する。

第3・四半期決算は純損失が1株当たり3.70ドル。前年同期は2190万ドル(1株当たり0.14ドル)の利益を計上していた。一時項目を除く1株損益は2.92ドルの損失だった。

売上高は30%増の29億8000万ドルだった。

また、利益率が低いモデル3の出荷で、第4・四半期には調整後の粗利益率が約15%に低下するものの、来年第1・四半期には回復するとの見通しも示した。

*内容を追加しました。

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