August 1, 2018 / 11:14 PM / 4 months ago

テスラ、モデル3粗利益率プラスに 黒字化期待で引け後株価急伸

[サンフランシスコ 1日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカー、テスラ(TSLA.O)が1日発表した第2・四半期決算は過去最大の赤字を記録し、フリーキャッシュフローは引き続きマイナスだった。

 8月1日、米電気自動車(EV)メーカー、テスラが発表した第2・四半期決算は引き続き赤字となり、フリーキャッシュフローはマイナスだった。6月撮影(2018年 ロイター/Mike Blake)

一方、同社は第2・四半期に量産型セダン「モデル3」の粗利益率が若干プラスに転じたとし、第3・四半期には約15%、第4・四半期にはに20%に拡大すると予想。また、第3・四半期のモデル3生産目標を5万─5万5000台とし、安定した生産計画を示したことで、2018年に黒字化とプラスのキャッシュフローを達成するという目標の実現に期待が高まった。

発表を受け、引け後の時間外取引でテスラ株は8%超上昇し、325.30ドル。

投資家はテスラがモデル3の生産計画を維持できるかどうかに注目している。

テスラによると、7月は1週間で約5000台という従来の生産目標を「複数回」達成。同社は8月終盤までに週6000台の生産ペースを目指す方針をあらためて示した。

第3・四半期の生産目標5万5000台は週4230台の生産ペース。

テスラは、モデル3への需要は引き続き力強いと説明。第2・四半期の生産台数は5万3339台で、うちモデル3の納車は1万8449台だった。

テスラは「できるだけ早期にモデル3の生産ペースを週1万台に拡大することを目指す」としたが、目標の達成は来年以降になると説明。また、設備投資計画を縮小したため、テスラがすぐに増資の必要に迫られるとの懸念は和らぐ可能性がある。

CFRAのアナリストは「テスラが不必要に強気の新しい目標を設定せず、一段と控えめな見通しを示したことを好感している」とし、「イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の慎重姿勢の表れかもしれない」と指摘した。

テスラの第2・四半期末時点のキャッシュは27億8000万ドルで、第1・四半期末の32億ドルから減少。第2・四半期の設備投資額は6億1000万ドルだった。

ソーラー事業関連費用を除いた第2・四半期のフリーキャッシュフローはマイナス7億4000万ドル。第1・四半期のマイナス10億ドルからマイナス幅が縮小した。

テスラ株を保有するガーバー・カワサキ・ウェルス・アンド・インベストメント・マネジメントのロス・ガーバーCEOは「営業ベースで、テスラのキャッシュフローがプラスになるのに十分だ」と指摘した。

テスラは設備投資計画の縮小に加え、従業員の9%削減に着手している。2018年の設備投資額は前年の34億ドルを下回る、25億ドル弱と見込んでいる。

第2・四半期の損失は7億1750万ドル(1株当たり4.22ドル)。赤字額は前年同期の3億3640万ドル(同2.04ドル)の倍以上に膨らんだ。

特殊要因を除く損失は1株当たり3.06ドル。

総売上高は40億ドルに増加した。

テスラは現在、モデル3の高価格帯モデル(価格4万9000ドル以上)を生産している。

7月には、第2・四半期末時点のモデル3の予約数が差し引き残り約42万台と発表したが、決算発表では予約台数をアップデートしなかった。

中国の上海に大規模な自動車・バッテリー生産工場を新設する計画については、2019年までは同社として「大規模な」初期投資は行わないとし、大部分はアジアの債券市場で調達する方針を明らかにした。

*内容を追加します。

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