October 23, 2019 / 10:58 PM / a month ago

米テスラ、第3四半期は予想外の黒字 株価急騰

[23日 ロイター] - 米電気自動車(EV)メーカーのテスラが23日発表した第3・四半期決算は、市場の予想に反して黒字となり、株価は引け後の取引で急騰した。四半期の納車台数が過去最高に達したほか、コスト削減や新型EVの生産開始が早まる見通しとなったことが寄与した。

 10月23日、米電気自動車(EV)メーカーのテスラが発表した第3・四半期決算は、市場の予想に反して黒字となり、株価は引け後の取引で17%急伸した。7月撮影(2019年 ロイター/Mike Blake)

投資家が収益性の指標として重視する粗利益率は予想を上回り、テスラは年間の納車台数が目標レンジの下限を上回ることに強い自信を示した。

株価は時間外取引で約21%高の307.12ドルと、3月1日以来初めて300ドルを突破した。

第3・四半期の純損益は1億4300万ドル(1株当たり0.78ドル)の黒字。前年同期は3億1100万ドル(同1.75ドル)の黒字だった。

特別項目を除いた1株損益は1.86ドルの黒字。リフィニティブのI/B/E/Sデータによると、アナリストは0.42ドルの赤字を予想していた。

売上高は約8%減の63億ドル。アナリスト予想は63億3000万ドルだった。

現金収支は53億ドルに増加した。

コストは前年比で16%削減。事業の効率化や生産費および原材料費の低下が背景にあるという。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は電話会見で、営業費用が量産車「モデル3」の生産開始以降で最も低かったと明らかにした。

ザック・カークホーン最高財務責任者(CFO)は、新型SUV(スポーツ多目的車)「モデルY」の利益率見通しはモデル3よりも高く、生産費はほぼ同水準だと説明した。

テスラはまた、キャッシュフローの黒字は総じて維持できるとの見通しを示した。これにより、太陽光発電など持続可能なエネルギーを取り扱う部門への投資が可能になる見通し。

マスク氏は「ここ約1年半の間、エネルギー部門に資源を振り向けることがかなわなかった。ただ、モデル3の生産が良好な状態となり、さらに良くなる見通しとなったため、蓄電システムと太陽光発電に再び資源を振り向けた。抜群に成長するだろう」と述べた。

マスク氏はまた、バッテリーやその他の部品を他の自動車メーカーに供給する可能性を排除していないと語った。

テスラは今月初め、第3・四半期の納車台数が過去最高の9万7000台となったことを明らかにした。ただ、市場予想はわずかに下回っていた。[nL3N26N3VF]

テスラはこれまでに2019年の納車目標を36万─40万台としており、23日の決算発表では「36万台を上回ることを強く確信している」と表明した。

中国上海工場でのモデルYおよびモデル3の生産が予定より早く進んでいることも明らかにした。完成車の試験生産をすでに開始し、モデルYの生産は2020年夏までに開始する予定とした。

*内容を追加しました。

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