September 13, 2018 / 2:43 AM / 8 days ago

米テスラ株保有は過去最大級のリスク=オプション取引データ

[ニューヨーク 12日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O)の株式保有には過去最大級のリスクを伴うことが12日、オプション取引情報の分析を手掛ける調査会社オプションメトリクスのデータで明らかになった。

 9月12日、米電気自動車(EV)大手テスラの株式保有には過去最大級のリスクを伴うことが12日、オプション取引情報の分析を手掛ける調査会社オプションメトリクスのデータで明らかになった。写真は同社のロゴ。北京で7月撮影(2018年 ロイター/Jason Lee)

テスラを巡っては、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が非公開化計画を打ち出し、その後断念するなど波乱材料が相次ぎ、オプション市場のトレーダーは依然、同社の動きに神経を尖らせている。

オプションメトリクスのデータによると、値下がりリスクを警戒する投資家心理の度合いを示すテスラ株の1カ月物インプライド・ボラティリティー・スキューは約14%となり、過去最高に近付いている。

同社の調査部門を率いるギャレット・デシモーネ氏は「もしテスラ株のロングポジションを構築していて、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のプットでヘッジしたいのなら、費用はますます割高になっている」と述べた。

OTMのプットは、取引時点では権利行使価格が原資産の市場価格を下回っているが、市場価格が値下がりして権利行使価格を割り込めば、プットの保有者は権利の行使により利益を得られる。このため株価の下落に対する保険として用いられることが多い。

デシモーネ氏は「市場が大きな下振れリスクを懸念しているシグナルだ」と語った。

テスラ株の1カ月物スキューは8月終盤に18.5%まで上がり、その後は高めの水準で推移。同社株は8月7日に付けた数カ月ぶり高値の387.46ドルから約25%下落している。

テスラ株のオプション取引では、9月と来年1月中旬を期限とする行使価格50ドルのプットの未決済残高が大きく積み上がっており、同社株の先行きに対する投資家の懐疑的な見方が浮き彫りになった。

トムソン・ロイターのデータによると、行使価格50ドル、行使期限9月21日のプットの残高は、8月6日時点の3万7000枚から約10万枚に増加。同じ行使価格で期限が来年1月のプットは、残高が同じ期間に11%増えた。

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