May 18, 2020 / 4:50 AM / 3 months ago

第1四半期のタイGDPは前年比‐1.8%、8年ぶりのマイナス幅

[バンコク 18日 ロイター] - タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が18日発表した2020年第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比マイナス1.8%となり、大洪水に見舞われた2011年第4・四半期以来、8年ぶりの大幅な縮小となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光などが打撃を受けた。

 5月18日、タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が発表した2020年第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は前年同期比マイナス1.8%となり、大洪水に見舞われた2011年第4・四半期以来、8年ぶりの大幅な縮小となった。写真はバンコクで3月撮影(2020年 ロイター/Soe Zeya Tun)

ただ、市場予想のマイナス4.0%は上回った。

NESDCは2020年通年のGDP伸び率をマイナス5.0─6.0%とし、2月に示した従来予想のプラス1.5%─2.5%から引き下げた。これはアジア通貨危機の影響を受けた1998年以来の縮小幅となる。

前四半期比(季節調整済み)でみると、第1・四半期のGDP伸び率はマイナス2.2%だった。これも市場予想のマイナス4.5%は上回った。

2019年第4・四半期の伸びは、前年同期比でプラス1.6%からプラス1.5%に、前四半期比でプラス0.2%からマイナス0.2%に下方修正された。定義上、タイ経済はリセッション(景気後退)入りしたことになる。

NESDC幹部は、感染拡大抑制に向けたロックダウン(都市封鎖)により、第2・四半期が最も大きな打撃を受け、その後は緩やかな回復に向かうとの見通しを示した。

多くのエコノミストが、タイ中央銀行が20日の次回政策決定会合で、政策金利の翌日物レポ金利THCBIR=ECIを過去最低の0.75%からさらに引き下げると予想している。

クルンタイ銀行のエコノミストは「新型コロナの影響は第1・四半期よりも第2・四半期のほうがはるかに大きいだろう」と指摘。今年の経済成長率をマイナス8.8%と予測した。都市封鎖は今年いっぱい家計消費と民間投資に悪影響を及ぼす見通しという。

NESDC幹部は「U字型の回復になるだろう」とし、第3・四半期か第4・四半期に外国人観光客の入国が認められる可能性があるとの見方を示した。

タイ政府は、国際線の旅客便の乗り入れ禁止を6月末まで延長した。

NESDCは今年の輸出の見通しを1.4%増から8%減に下方修正。今年の外国人観光客の予想も3700万人から1270万人に下方修正した。

第1・四半期の外国人観光客は前年比38%減。民間投資は5.5%減、公共投資は9.3%減、民間消費は3%増だった。

*内容を追加しました。

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