[バンコク 12日 ロイター] - タイの経済団体「商業・工業・金融合同常任委員会」のサナン委員長は12日、新型コロナウイルスのオミクロン株流行について、国内経済への影響は限定的だとの見方を示した。
委員長は会見で「オミクロン株の影響は2022年第1・四半期に感じられ、第2・四半期は景気回復が続くだろう」と述べた。
常任委員会は22年の国内総生産(GDP)の予測を3─4.5%増、輸出の予測を3─5%増で維持した。
22年のインフレ率予測は1.2─2%。
22年の外国人観光客は500万─600万人となる見通し。19年の外国人観光客は4000万人近かった。
タイでは12日に約7600人の新規感染者と19人の死者が報告された。昨年末の3倍近い水準となっている。
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