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タイの金融システム、感染拡大第3波で一段と脆弱に=中銀議事要旨

 5月19日、タイ中央銀行は、今月5日に行われた金融政策決定会合の議事要旨を公表し、直近の新型コロナウイルス感染拡大による負のショックで国内の金融システムが一段とぜい弱になっており、経済に対する大きなリスクが残っているとの見方を示した。写真は同中銀。バンコクで2016年4月撮影(2021年 ロイター/Jorge Silva)

[バンコク 19日 ロイター] - タイ中央銀行は19日、今月5日に行われた金融政策決定会合の議事要旨を公表し、直近の新型コロナウイルス感染拡大による負のショックで国内の金融システムが一段とぜい弱になっており、経済に対する大きなリスクが残っているとの見方を示した。

4月に新たな感染拡大局面が始まってから感染者数は3倍以上、死者数は6倍、それぞれ増えており、これまでで最大の拡大局面となっている。

タイ中央銀行は5日、政策金利を過去最低の0.50%に据え置いた。据え置きは全会一致で8会合連続。タイは新型コロナウイルスの感染第3波に見舞われており、中銀は限りある政策手段を温存した。

議事要旨によると、第3波の悪影響は第2波に比べて大きくなるため、タイ経済の成長率はかなり低くなる見通し。中銀は現在、今年の経済成長率が3.0%になるとの予測を示している。6月23日の次回会合で見直す方針だ。

議事要旨は「感染拡大第3波で景気回復は鈍化し、セクター別の回復も一層まだら模様となった」と指摘。「タイ家計の状況は、対所得負債比率の上昇に反映されているように、一段とぜい弱になった。同比率は他国に比べて高い」とした。

また、金融政策委員会は外為市場と資本フローの状況を注視し続けるとしたほか、ワクチンの調達と分配の加速が国内経済回復の鍵になるとし、政府は回復を加速させる的を絞った適時の措置を実行すべきと訴えた。

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