[バンコク 28日 ロイター] - タイの選挙管理委員会は28日、24日の総選挙(下院選、定数500)で親軍政政党「国民国家の力党」が最も多くの票を獲得したと発表した。
開票完了時点で「国民国家の力党」の得票数は840万票。タクシン元首相派の「タイ貢献党」は790万票だった。ただし、これは暫定結果で、正式な結果は5月9日に発表される。
選管は、各党の獲得議席数をまだ発表していない。
小選挙区で争われた350議席は、貢献党が137議席、国民国家の力党が97議席を獲得したもよう。
残る150議席は比例代表制で割り当てられる。
27日、タイ貢献党は他の6政党と「民主戦線」を結成したと発表。それまでの開票結果に基づき「民主戦線」で255議席を獲得できる見通しを示していた。[nL3N21E1HB]
一方、国民国家の力党は、最多得票をしたことから、同党が国民の信任を得たと主張。ただ、正式な結果が発表されるのが5月のため、組閣に向けた連立工作は急いでいないと述べた。
*内容を追加しました。
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