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タイGDP、第3四半期は1年強ぶり大幅増 世界経済減速がリスク

[バンコク 21日 ロイター] - タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が21日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%増と、伸び率はロイターがまとめた市場予想と一致し、昨年第2・四半期以来の大きさとなった。

タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が21日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比4.5%増と、伸び率はロイターがまとめた市場予想と一致し、1年強ぶりの大きさとなった。写真2018年2月15日、バンコクで撮影(2022年 ロイター/Athit Perawongmetha)

観光産業の復活と消費拡大、民間投資の増加が寄与。ただ、世界的な景気減速リスクで先行きには暗雲が漂っている。

第2・四半期は2.5%増だった。

季節調整済み前期比では1.2%増となり、予想の0.9%増を上回った。

政府は今年の経済成長率を3.2%と予想。従来予想は2.7─3.2%だった。23年は3─4%成長を見込む。

NESDCは「23年の経済成長は、主に観光部門の回復や官民の投資拡大、継続的な内需の増加、農業部門の好ましい成長によって支えられる」と指摘。半面、世界的に利上げが続く中、予想以上の世界経済成長率鈍化、グローバル金融市場の変動などが主要リスクだとした。

第3・四半期の民間消費は前年比9.0%増、民間投資は11%増、タイの観光収入は1497%増の1580億バーツ(43億8000万ドル)だった。

今回のGDP統計により、11月30日の会合でタイ中央銀行が25ベーシスポイント(bp)の利上げを行うとの観測は一段と高まる。中銀は、約14年ぶり高水準となるインフレ率の抑制と景気下支えの間で難しい政策運営を迫られている。

ANZのエコノミスト、クリスタル・タン氏は「タイの景気回復にはまだ時間がかかる。中銀は景気回復促進を引き続き最優先課題とするため、緩やかな利上げを継続する方針だ」と述べた。

NESDCによると、タイへの外国人観光客数は今年1020万人に達し、昨年の42万8000人から大幅に増える見通し。新型コロナウイルス流行前の19年は4000万人近くだった。23年は2350万人まで回復する見込み。

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