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第1四半期タイGDP、予想より小幅な減少 年間予想は引き下げ

[バンコク 17日 ロイター] - タイ国家経済社会開発評議会(NESDC)が発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比2.6%減で、ロイター調査の予想(3.3%減)より小幅なマイナスだった。

季節調整済みの前期比では0.2%増。エコノミスト予想は0.8%減だった。

製造業と投資、輸出の改善に支えられた。ただ、新型コロナウイルスの感染第3波で、観光業に依存するタイ経済の見通しが悪化している。

2020年のGDPは6.1%減で、過去20年余りで最悪の落ち込みだった。第4・四半期は4.2%減、前期比1.1%増(改定値)だった。

NESDCは、感染拡大で経済活動が打撃を受けている状況を踏まえ、今年の成長率予想を1.5─2.5%に引き下げた。従来予想は2.5─3.5%だった。

キャピタル・エコノミクスは、「コロナ感染拡大の影響で経済は今後さらに落ち込む」との見通しを示した。

第1・四半期は製造業が7四半期ぶりにプラスに転じて前年比0.7%増。投資は7.3%増、輸出は5.3%増だった。一方、ホテルと食品サービスは、外国人観光客が99.7%減少した影響で35%減だった。

国内累計感染者の3分の2以上を占めている4月以降の感染拡大は、経済活動の足かせとなっている。外国人観光客の受け入れ拡大に向けたワクチン接種も遅れている。

ただ、成長の主要なけん引役の一つである輸出は、経済をある程度後押ししている。

NESDCは今年の輸出の伸び率予想を従来の5.8%から10.3%に引き上げた。

一方、今年の外国人観光客の来訪予想は320万人から50万人に引き下げた。19年は約4000万人だった。

政府はこれまでにさまざまな対策を打ち出しており、最近も2550億バーツの支援措置を発表した。

カシコン銀行の資本市場調査部門の責任者は、「ワクチン接種による集団免疫獲得まで金融・財政支援策の継続が必要」と指摘した。

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