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今週のドル/円は上値重い、米利上げ思惑後退・地政学リスク警戒
May 15, 2017 / 12:01 AM / in 7 months

今週のドル/円は上値重い、米利上げ思惑後退・地政学リスク警戒

[東京 15日 ロイター] - 今週の外為市場でドル/円は、上値の重いスタートになりそうだ。先週末発表の米指標が振るわなかったことで米早期利上げへの思惑が後退してきていることに加え、北朝鮮を巡る地政学リスクが警戒されている。

 5月15日、今週の外為市場でドル/円は、上値の重いスタートになりそうだ。先週末発表の米指標が振るわなかったことで米早期利上げへの思惑が後退してきていることに加え、北朝鮮を巡る地政学リスクが警戒されている。写真はドル紙幣と1万円札、都内で2013年2月撮影(2017年 ロイター/Shohei Miyano)

想定レンジは、ドル/円が112.00―115.00円、ユーロ/ドルが1.0750ー1.0950ドル。

米景気は勢いの陰りが1─3月に意識されたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)は「一時的」との認識を示していることもあって、市場には4─6月から再びしっかりした足取りに戻るとの思惑が根強かった。

ところが、目先で試金石とされた12日発表の4月小売売上高は前月比0.4%増と、伸び率は市場予想の0.6%を下回った。同じく4月の消費者物価指数(CPI)は前年比1.9%上昇と、伸びは前月の2.0%から鈍化し、2015年10月以来の低水準となった。

これを受けて「6月FOMCはタカ派色が期待されたが、疑問符がついた。ムード的に良くない」(国内金融機関)とされ、週前半のドル/円の地合いは一転、上値が重くなりそうだ。

14日には、北朝鮮がミサイルを発射しており、あらためて地政学リスクへの警戒感も出てきている。「米利上げ期待の後退によるドル安と、北朝鮮を巡る地政学リスクを受けた円高の圧力が加わりやすい」(国内金融機関)とされる。

このほか、高値にある米株価の軟調な動きが警戒されるほか、トランプ米大統領による連邦捜査局(FBI)長官の電撃解任の余波への警戒感もくすぶる。

上昇基調が出たとしても、114円台ではまとまった利益確定・戻り待ち売りの需要が観測され、頭が押さえられやすいとみられている。

米国の指標では、住宅関連指標やニューヨーク連銀製造業景況指数(15日)、フィラデルフィア連銀製造業景況指数(18日)、欧州では欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨(18日)などが予定される。中国では固定資産投資や小売売上高、鉱工業生産の発表が15日に予定されている。

日本では17日に機械受注、18日に1─3月GDP1次速報の発表があるが「よほどのサプライズがなければ日本サイドのネタでは動意が出にくい」(邦銀)と見られている。

為替マーケットチーム

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