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今週の日本株は弱含み、重要イベント一巡でポジション調整も
2014年9月7日 / 23:13 / 3年後

今週の日本株は弱含み、重要イベント一巡でポジション調整も

[東京 8日 ロイター] - 今週の東京株式市場は、弱含みの展開が見込まれる。5日発表の8月米雇用統計で重要イベントが一巡し、円売り・株買いのポジションが巻き戻されやすい。週末にはメジャーSQ(特別清算指数)算出を控え、積極的に買い上がる投資家は少ないとみられる。

9月8日、今週の東京株式市場は、弱含みの展開が見込まれる。8月米雇用統計で重要イベントが一巡し、円売り・株買いのポジションが巻き戻されやすい。写真は都内の株価ボード。6月撮影(2014年 ロイター/Yuya Shino)

一方、国内景気の回復力が鈍く政策への期待は根強い。9月中間期末の配当権利取り需要などもあり、下値余地は限られそうだ。

日経平均の予想レンジは1万5500円─1万5900円。

8月米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が14万2000人増で、伸びは市場予想の22万5000人を大幅に下回り、8カ月ぶりの低水準となった。失業率は6.1%で市場予想と一致、前月から0.1%ポイント低下した。これを受けた5日の米国株市場は、米連邦準備理事会(FRB)が早期利上げに踏み切ることはない、との前向きな受け止めが広がり反発。為替はドル安、円高に振れた。シカゴの日経平均先物9月限(円建て)清算値が前週末の日経平均終値をやや上回っていることから、週明けの東京株式市場は小じっかりで始まりそうだ。

だが、足元の日経平均は3日の安倍内閣改造、4日の日銀決定会合と欧州中央銀行(ECB)理事会などイベントが終了する度に上値が重くなっている。注目度の高い8月米雇用統計後は、ドル/円と日本株への短期的な利益確定売りが出る可能性がある。「イベントに賭けてきた一部の投機筋にとっては材料出尽くしになる。積み上げられたポジションが巻き戻されてもおかしくない」(三菱UFJモルガン・スタンレー証券シニア投資ストラテジストの吉越昭二氏)という。

12日には9月限先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出も控えている。SQ自体に波乱要素は少ないが、週半ばからは様子見ムードが広がり、積極的に上値を追う展開にはなりにくいとみられている。

一方、さえない国内経済指標が相次ぐ中、市場では安倍首相が消費増税を判断する12月に向け、政策的な対応に動くとの期待は根強い。塩崎恭久厚生労働相の就任で年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革が前進するとの思惑も相場を下支えしそうだ。また、9月中間期末の接近で配当権利取りを狙う投資家も多く、需給が極端に崩れる可能性も低い。1万5500円の心理的な節目を維持できれば、SQ通過後に再度上値を試す展開が見込まれる。

主なスケジュールでは、8日に8月景気ウォッチャー調査(内閣府)、10日に7月機械受注(内閣府)、11日に7─9月期法人企業景気予測調査が発表される。海外では、8日に8月中国貿易統計、12日に8月米小売売上高(商務省)が発表される。

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