[ニューヨーク 8日 ロイター] - トムソン・ロイターが8日発表した第4・四半期決算は利益が市場予想を下回った。2022─23年の成長実現に向けた投資拡大が重しとなった。
調整後1株利益は0.43ドルと前年同期の0.54ドルから減少。市場予想を0.03ドル下回った。
第4・四半期には販売・マーケティングリソース、製品開発、データ分析の強化に2500万ドル投じたという。
総売上高は6%増の17億1000万ドルと市場予想を上回った。
法務、税・会計、企業の主要3部門の売上高が5─9%増加したが、このうち調整後のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)が増加したのは税部門のみだった。
ロイターニュース部門は売上高、調整後EBITDAともに2桁台の伸びとなった。
今年の売上高は約5%、来年は5.5─6.0%の伸びを想定。従来はそれぞれ4─5%、5─6%だった。
年間配当は10%引き上げ1株当たり1.78ドルとした。
スティーブ・ハスカー最高経営責任者(CEO)は社員へのメールで「高まる複雑さの影響を受けているハイブリッド勤務の世界で、顧客は当社のコンテンツやツールの価値を一層実現している」と述べた。
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