[ロンドン 1日 ロイター] - ニュース・情報サービスのトムソン・ロイターが1日に発表した第2・四半期決算は、為替相場や資産買収・売却などの影響を除く本源的売上高(オーガニックセールス)が4%増と、2008年以来の高い伸びを記録した。また、2019年と2020年の売上高と中核的利益の見通しを引き上げた。
ジム・スミス最高経営責任者(CEO)は「将来の成長に向けた体制は整っている。2019年と2020年の売上高の伸びと調整後EBITDA(支払利息・税金・償却控除前利益)は、以前示したガイダンスのレンジ上限になると予想している」と述べた。
トムソン・ロイターはこれまで、2019年の売上高は為替の影響を除き7─8.5%増になると予想していた。2020年については、その半分程度の伸びになるとしていた。
EBITDAは2019年は14億─15億ドルと予想していた。2018年は14億ドルだった。2020年のEBITDAマージンは30─31%とみていた。
第2・四半期は、売上高が14億2000万ドルとなり、前年同期の13億1000万ドルから増加した。アナリストのコンセンサス予想の14億3000万ドルとほぼ一致した。
調整後EBITDAは2%増の3億5500万ドル。ただ、米ブラックストーンへのファイナンシャル&リスク(F&R)部門(現リフィニティブ)株売却に伴う会社分割費用が影響し、EBITDAマージンは25%と、前年同期の26.6%から低下した。