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アングル:米国務長官、予算削減を容認 低姿勢で将来的に影響力確保か
2017年3月17日 / 02:32 / 9ヶ月前

アングル:米国務長官、予算削減を容認 低姿勢で将来的に影響力確保か

[ワシントン 16日 ロイター] - 複数の米政府関係者によると、ティラーソン国務長官は、国務省の大幅な予算削減を受け入れるなど、ホワイトハウスとの明らかな衝突を回避することで将来的に影響力を得る戦略に徹している。

 3月16日、複数の米政府関係者によると、ティラーソン国務長官は、国務省の大幅な予算削減を受け入れるなど、ホワイトハウスとの明らかな衝突を回避することで将来的に影響力を得る戦略に徹している。写真はワシントンで6日撮影(2017年 ロイター/ Kevin Lamarque)

米エネルギー大手エクソンモービル(XOM.N)の最高経営責任者(CEO)だった同氏は国務長官として、いくつかの課題に直面している。そのうちの一つが、予測不可能な政策を発表し、批判や反対を受け入れないトランプ大統領への対応だ。

歴代の大統領と国務長官との関係はさまざま。だがトランプ大統領とティラーソン長官との関係は、不安定な世界情勢とトランプ氏が掲げる「米国第一主義」が相いれない可能性があるだけに、とりわけ重要だとされる。

こうしたなか、ティラーソン氏は持ち前の低姿勢を心がけ、負け戦に持ち込まれずに外交政策で主張を通す方法を模索していると関係者はみる。

一例として挙げられるのは、ホワイトハウスが16日公表した2018会計年度の予算教書の骨子で国務省と対外支援関連の予算の28%削減が提案されたことへのティラーソン氏の対応だ。

同氏は訪問先の東京で、これまでの国務省の支出水準は「全く持続可能でない」と述べ、トランプ大統領が打ち出した「挑戦」を前向きに受け入れる考えを示した。

元政府当局者は、ティラーソン長官について、財布のひもを握るのは大統領ではなく、議会であることを踏まえ、「極めて思慮深い計算を行っている」と分析する。

米政府関係者は、エクソン時代の経験からティラーソン氏がコスト削減に慣れており、予算削減の大半を自身に委ねるようホワイトハウスを説得したとみている。

国務省のベテラン職員は「ティラーソン長官は予算削減に全く反対していない。彼は大統領やその側近と真っ向から戦っても勝てないことを分かっているため、違う戦略を取っている。つまり、国務省とその予算について理解を深めるまでは削減すべき分野について賢明な判断をできないと主張している」と語った。

国家安全保障会議(NSC)のマイケル・アントン報道官は、「トランプ大統領は国務長官に全幅の信頼を置いており、長官が外交政策の活性化に向けて大胆な目標を実行に移すことを期待している」と述べ、ティラーソン氏がホワイトハウスで高く評価されていることを明らかにした。

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