September 6, 2013 / 3:18 PM / 5 years ago

8月米雇用統計:識者はこうみる

[6日 ロイター] 米労働省が6日発表した8月の雇用統計は非農業部門雇用者数が16万9000人増となり、市場予想より小幅な伸びにとどまった。

9月6日、米労働省が発表した8月の雇用統計は非農業部門雇用者数が16万9000人増となり、市場予想より小幅な伸びにとどまった。写真はデンバーの就職フェア会場で4月撮影(2013年 ロイター/Rick Wilking)

失業率は7.4%から7.3%に低下し、2008年12月以来4年半ぶりの低水準となったが、労働参加率の低下を反映したもので、米連邦準備理事会(FRB)が今月にも量的緩和縮小に踏み切るかどうかをめぐり慎重な見方が出ている。

市場関係者のコメントは以下の通り。

●緩和縮小観測、強まることも弱まることもない

<ウェルズ・ファーゴ・プライベート・バンクの地域首席投資担当者、デーブ・ローダ氏>

7月分が大幅に修正され、全体の傾向が少し変わったが、(今回の指標は)労働市場が鈍いながらも回復しているというわれわれの見方におおむね沿った内容のようだ。

米連邦準備理事会(FRB)の景気見通し全般と一致する形で、非常に段階的だが、指標は改善へと向かっている。

勢いは増しておらず、伸びは鈍い状況だ。

この状況を踏まえて(金融緩和を縮小するとの) FRBへの期待が強まることも弱まることもない。

●11月の緩和縮小、現実味増しつつある

<シャプドレーヌ・フォーリン・エクスチェンジのマネジングディレクター、ダグラス・ボースウィック氏>

(7月分などの)修正があったことが今朝の話題だ。(7月分は前回発表より)5万8000人下方修正され、8月も(エコノミスト予想を)1万1000人下回った。純ベースで見れば(合わせて)6万9000人も下回り、米政権にとって大きな打撃だ。

エバンズ米シカゴ地区連銀総裁が今日発言したように、9月の金融緩和縮小はないという見方が一層強まった。緩和縮小は指標に左右されるからだ。11月の縮小が現実味を増しつつある。今朝の指標は良いものとは言えない。

景気回復の兆しに市場が沸き立ち、大規模な緩和サイクルの終了についての観測が流れ始める。(ところが)最新の経済指標は鎌のような働きをして、回復の兆しを初期のうちに切り落としてしまった。シリア情勢の不透明感とともに今日の統計によって、米連邦準備理事会(FRB)は当面、状況を見守り続けることになるだろう。

●FRBは今月のQE縮小見直しへ

<ディシジョン・エコノミクス(ニューヨーク)のエコノミスト、ケアリー・リーヒー氏>

明らかに弱い内容だった。非農業部門雇用者数は16万9000人増と予想を下回ったほか、おそらくはそれよりも重要なこととして、過去2カ月分の雇用者数が下方修正された。3カ月平均でならした雇用者数の伸びは14万8000人と、1年間で最も低くなっている。

米連邦準備理事会(FRB)としても雇用トレンドは和らいでいると認めざるを得ず、それだけでも、FRBは今月の債券買い入れ縮小について再考を迫られるだろう。

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