March 7, 2014 / 3:17 PM / 4 years ago

2月米雇用統計:識者はこうみる

[ワシントン 7日 ロイター] - 米労働省が7日発表した2月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比17万5000人増となり、伸びが12月の12万9000人増から加速した。

一方、失業率は5年ぶりの低水準だった前月の6.6%から6.7%に上昇した。

市場関係者のコメントは以下の通り。

● 米FRB100億ドルの追加縮小継続の可能性

<フィデュシアリー・トラストの最高投資責任者(CIO)、マイケル・ムラニー氏>

予想より良かったが、大幅に上回ったわけではない。予想を下回るとの見方が出ていたため、これは一種の変化球だ。天候要因が引き続き影響すると見られていた。

今回の結果は、米連邦準備理事会(FRB)が緩和縮小を継続するに十分なほどに力強かった。100億ドルの追加縮小が実施される可能性は排除されない。

良いニュースでもあり悪いニュースでもある。結果が思わしくなければFRBは緩和縮小を停止し、これによりリスク・オンに傾いていたはずだった。

●天候要因薄れつつある公算、FRBは緩和縮小継続

<バイニング・スパークスのチーフ経済ストラテジスト、クレイグ・ディスミューク氏>

天候要因による影響が薄れつつあるかもしれない。雇用者数の伸びは12月、1月の低水準からやや持ち直した。これは成長が戻っている兆候と言えるだろう。経済は天候要因で歪められる以前の水準に戻っている可能性がある。

米連邦準備理事会(FRB)の緩和縮小は継続する公算が大きい。基本的には債券には弱材料、株、ドルにはやや強材料だ。

ウクライナ情勢の悪化がなければ、米指標10年債利回りは2.90─3.00%の水準まで戻る可能性がある。だが状況が悪化する可能性もあり、そうなれば逃避買いが下支えする格好で、目先そこまでの水準まで戻ることはないだろう。

●天候要因なければ雇用増は20万人突破

<サーハン・キャピタルの最高経営責任者(CEO)、アダム・サーハン氏>

第一印象は相当良い。景気にかなりの向かい風が吹き、今回(の雇用統計発表)までに、さほどの底堅さが期待できないことを示す一部指標が出ていたので、今回の統計は幸先の良い兆しとなった。

失業率は小幅上昇し、米連邦準備理事会(FRB)の目標から遠ざかった。しかし、天候要因がなければ、(雇用者数の伸びは)簡単に20万人を突破、22万5000人を上回る水準まで期待できたのではないか。したがって、今回の統計はFRBの緩和縮小方針に完全に見合う内容と言える。予期せぬ売りが一部で出なければ、実体経済、金融市場双方にとって今回の統計は好材料となった。

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